Jimmy

ハイ・シエラのJimmyのレビュー・感想・評価

ハイ・シエラ(1941年製作の映画)
4.5
凶悪強盗犯の物語。
強盗犯はハンフリー・ボガート、彼を愛する女性をアイダ・ルピノが演じるラオール・ウォルシュ監督作品。

凶悪強盗犯として8年刑務所にいたロイ・アール(ハンフリー・ボガート)は、特赦で出所した。そしてノビノビと自由を満喫しようとするのだが、やはり悪人仲間に誘われて、高級リゾートホテルに金持ちが大勢やって来るというので、金持ちの宝石などを強盗することになってしまう。仲間たちが準備する中、彼らの一人が連れて来たマリーという女性(アイダ・ルピノ)のことをロイは足手まといだから追っ払え、と言うのだが、マリーはロイに懇願して2~3日様子みることとなった。マリーが意外に使える女性だと気付いたロイは、強盗を決行して警官を射殺、逃亡することになる……という強盗映画の典型的なドラマ、といった雰囲気。

ハンフリー・ボガートは、マリー(アイダ・ルピノ)の愛に気付き、清らかな愛情と自由を求める男を好演。

アメリカのクラシックカーで逃げるボガートを追跡する(これまたクラシックな)パトカーの大群の山道でのカーチェイスは迫力あり!
ヒヤヒヤしながら興奮させられる名場面であった。

映画タイトルのハイ・シエラというのは、ロイが追い詰められた岩山のこと。
やはり、ラオール・ウォルシュ監督作は面白い!
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