市川雷蔵版眠狂四郎シリーズ1作目。ハードボイルド風味の人情時代劇です。
何と言っても市川雷蔵のハマり具合が素晴らしい！自分を語るカッコいいセリフがいくつかありましたが、雰囲気にぴったりでした。今回の敵役・少林寺拳法の達人は若山富三郎が演じます。こちらも迫力があり、クールな市川雷蔵とパワフルな若山富三郎との対比が面白かったです。
しかし映画としては全然物足りない！もっとアクションが観たかったです。円月殺法という眠狂四郎の必殺技まであるのに見せ方が地味ですし、折角の最終決戦もモヤモヤしたまま終わってしまいます。まだ試行錯誤の段階だったのかもしれませんが、もうちょっと戦っても良かったんじゃないかなぁ。
