『イーオー』に備え、積んでいたBlu-rayを視聴。
人間の傲慢さについての反省しかできない、全く救いの無い話だった。
出てくる登場人物が悉く酷い人間で、寧ろこれを反面教師に自分の人間的な部分、倫理観を見直せ(善悪の構造的な部分を含め)ということのように感じた。
ドストエフスキー『白痴』に着想を得て、作られた映画とのことだが、ロバはそういう意味では「完全に美しい」ロバだね……。
心に残るしこりと自分を省みる機会をくれたという点では5点。
ただ、しばらく再視聴する機会がないくらい、あまりに重たい映画という点で、4点。