つるみん

台北に舞う雪のつるみんのレビュー・感想・評価

台北に舞う雪(2009年製作の映画)
3.3
【清らかで静かな世界なのよ】

歌手になる寸前で声を失った少女と孤児で育った青年のラブストーリー。

捻りもなく、真っ直ぐ王道に沿ったストーリーとなっていたものの、時折挟み込まれる歌が心地よい。ラブストーリーではあるが、歌もメインテーマの1つであるので、そこに力を注いでいたのは◎。とても美しい歌声であった。

美しいといえば、本作ロケーションも良かった。台湾の良い部分がぎっしり含まれていた。十份やそこを走る平傒線の電車などが映る為、台北の中心地というよりかは、もっと上の方で、台湾の田舎の感じを味わえる。

天燈の美しいラストカットを見ると、台湾に行ってあれを経験したい!という人が出てくるはず。
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