ニカイドウ

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女のニカイドウのレビュー・感想・評価

4.0
名誉毀損で有罪になりミレニアムという雑誌社を辞めざるをえなくなった記者ミカエルと、彼の身辺調査をしていたハッカーのリスベットが40年前の行方不明事件を調査する。テレビの前のあなたは、その裏に隠されたおぞましいモノを直視する事に…!
前後編で分かれて配信されてたんやけど、ミカエルとリスベットの2人がバディを組むのは前編の最後の最後。
気になって後編まで一気見してしまった。
深夜に3時間。
眠気も起きず、特に後編はグングン引き込まれてあっという間に深夜の2時過ぎてました。笑
女性を蔑視する男達を、リスベットは「女性を憎む男達」と表現していて、日本語からしたら逆のような気はするけど面白い言い回しやなぁと思った。もちろん字幕なんで、元のセリフではどう表現されてるかはわからないんですが…
けどリスベット側から見れば、憎んでるからあんな酷い事が出来るって考えるのと、蔑まれて所有物のように…っていうのでは意味が変わって来るのかも知れない。
憎まれて殺されるのと快楽殺人や無差別殺人に巻き込まれて虫ケラのように殺されるのとじゃ、憎まれて殺された方が納得…………違うな。納得出来る訳ないな。
もしかしたらリスベットは、憎まれる理由が自分にあるって思ってるんかも。だから、あんなに内向的で激しくて、タトゥーやピアスで自分を傷付けてる。
自分に危害を加える男共を「女性を憎む男達」って表現したのもそういう理由からって考えると、俺はとても辛い。辛いぞリスベット…
ほんま、リスベットには幸せになってもらいたい。
だから、ミカエルがちょっと嫌や。優しくてモテるのはわかるんやけどさ。
「誰にでも優しいのが、俺は優しさとは思わない。」って羽山秋人が言ってたぞ。アニメ『こどものおもちゃ』で。
けど面白かった!3まであるみたいなんで続けて観よう!
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