プリンス映画の真骨頂!
全編、白黒映画。
ヘプバーンの「ローマの休日」にヒケを取らない名作中の名作。
(あくまで名作と言い切れるのはプリンスのファンに限る)
フランス、コートダジュール。
ニースの風光明媚な港町。
売れないジゴロのピアニスト、クリストファー・トレイシー(プリンス)は、逆玉の輿を狙うチンケなプレイボーイ。
※既にクリストファー・トレイシーって名前だけでプリンス・ファンは感激する。
それは公開前に発売されたアルバム「パレード」の正式名称が「クリストファー・トレイシーのパレード」だから。
大型客船を所有する富豪の娘、マリー・シャロン(クリスティン・スコット・トーマス)が誕生日のパーティーを開くのでクリストファーは相棒のトリッキーと、パーティーに忍び込む。
マリーは、クリストファーの蠱惑的な魅力に惹かれていく…
富豪の父は、マリーの交際に大反対!
実際にはダメ映画の勲章「ラズベリー賞」を獲得するほど興行的にも不振だったけど、
プリンス・ファンにはラズベリー賞は名誉です。
それは名曲「ラズベリー・ベレー」と同じラズベリーを冠した賞だから。
ちなみにレベッカのノッコの「ライブがはねたら」は、「ラズベリー・ベレー」の盗作。
ノッコ本人に「あれってプリンスの曲に似てますよね」って聞いたら、ノッコは何も答えてくれませんでした(実話)
この映画で、プリンスの次に素晴らしいのは名女優クリスティン・スコット・トーマスを輩出した事!
クリスティンのデビュー作で、先に触れたオードリー・ヘプバーンよりも白黒映画で映える美貌!と言う点では上です。
「砂漠でサーモン・フィッシュ」「危険なプロット」「サラの鍵」など女優として現在も活躍中。
彼女の元祖ツンデレの演技は、何度みても飽きません。
更に!!
特典にはミュージック・クリップで…
日本のバブル期の象徴とも言える天下の名曲「KISS」を収録!
あーNTT株、買っておけば良かったなぁと嘆くアナタを癒やしてくれるウェンディのギターの音色が最高なのです。
(もちろんプリンス・ファンならご存知でしょうがウェンディは弾くポーズだけで、実際の演奏はプリンスによるモノです)
2015-6-12