このレビューはネタバレを含みます
太宰治なのか、この時代なのか、合わない
太宰治がモデルなのかな?
弱さもさらけ出す姿が“誠実”に見えてたのかな?
“今”の感覚だと言い訳だけのいくじなし
“先生様”
プライドと理屈と言い訳
死にたがり
浮気はするけど、浮気は許さない
原作太宰治
大谷穣治0歳
サチ26歳
中野の小料理屋ツバキ屋
大谷の初訪問…昭和19年の春、闇酒
「その夜から私共の店は魅入られてしまったんです」
次回100円札を持ってきて、それ以来3年間無銭飲食
今夜5千円盗む
5千円の人質…女中
「飲みましょう。飲みましょう。クリスマスですもの」
5千円返却
踏み倒し分「おおまけにまけて2万円」
「怖い、怖い。助けてくれ」
「世見から抹殺されますよ」
ママさんの5千円
ひも
アキ
「落ちぶれても大谷さんのために見栄を張ってるのよ」
「男には不幸ばかりあるのです。いつも恐怖と戦っているのです」…負けてるだけでは?
「僕はキザですけど、死にたくてしょうがないのです。生まれた時から死ぬことばかり考えていたんだ。みんなためにも死んだほうがいい、そのことだけはたしかなんです。それでいてなかなか死ねない。変な神様みたいな者が僕が死ぬのを引き止めるんです」
オカダ
「大谷の小説のどこが」「オオタニさんは誠実です」
“たんぽぽの花一輪の誠実を私は信じたい”
初恋ツジイのためにマフラーを万引き→大谷に助けられ結婚
「大事にしてるつもりなんだがねぇ」
サチとの浮気を疑うオカダの後をツつけるオオタニ
「一緒に飲もう」
「奥さんを下さい」
「サチさん、僕と一緒になってくれません」
「見ていたんだわ。大谷は私たちのことを見届けたんだわ」
「また死にたくなった?」
睡眠薬
「これだけ飲めば死ねるのね」
「お水下さい。あー苦い。せめてウイスキーがあればね」
「これで死ねたら随分簡単ね」「それがそうでもないんだ。これでなかなか死ぬまでが大変でね」「大谷さん逃げるの?」「いや」
木に帯を巻き首にも巻き首つり効果
「ぐぅっどばい」
ずり落ち首が絞まり、必死に這い上がり
谷川温泉
アキの生死不明
大谷:殺人容疑で水上署に勾留
ツジイに弁護依頼「僕の弁護料は高いですよ」
「僕はどうやっても死ねないんだ」
「心中されて、嘘つかれて、どこに愛があるのでしょうか?」
すれ違いで勝ち誇ったアキ
自殺未遂の場所へ行き睡眠薬を手に取り
「死ぬってどういうことなんだろう?」
パンパン
「その口紅私に売って下さい」「ヤンキーからもらった口紅だよ」
「お金、ありません」
「君が欲しくなった。どうしてこんなに君が欲しいんだろう」
近づくツジイ
少し着崩れた着物で気だるげなサチ
「ぐっどばい!」
買った口紅を芝に置き、唇を拭い歩き出す
「何をしてきた」「人に言えないこと」
「人非人だって傷つくことがあるんです」
「サチをよろしくお願いします」
「あなた」「何ですか」「人非人でもいいじゃないですか。私たちは生きてさえいればいいのよ」
壁に背を預け手を繋ぐ2人でエンディング
20240530 0571