なつのおすすめあにめ

道のなつのおすすめあにめのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.1
なんだか可哀想な映画だった。
不器用な男と言うには度が過ぎているし、色欲・窃盗・殺人(故意ではない)など罪を重ねるような人間なのになぜかラストには同情して泣きそうになる。
キリスト教的な要素もあるが、宗教というよりは人間のもつ愚かさについて考えてしまう(日本人は宗教と言うとすぐカルトをイメージしがちだ……)。
「どんな物でも何かの役に立っている。この石ころだって」とキジルシが言うけど、il Matto(狂人)がすごいいい事言うよな 笑