misty

道のmistyのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.3
とても好みだった。音楽とイタリアの風景の美しさ!
フェデリコ・フェリーニの出世作。上品で哀しい雰囲気がとてもいい。哀しみだけではなく、胸がじんとくるような希望にも彩られている。それだけに結末は侘しく切ない。イタリアのネオ・レアリズモの完成とも言える作品らしいが、これこそ人生という趣きで、しかもそれが重すぎもせず(まぁ重いんだけど……)、音楽のおかげで上品な質に保たれていて、大事にしたいなと思うような一作でした。
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