キミシマユウキ

道のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.6
旅芸人ザンパノは芸の手伝いをしていた女が死んだので代わりに妹のジェルソミーナを連れて旅に出るが…

イタリア映画界の巨匠
!!フェデリコ・フェリーニ監督!!
によるヒューマンドラマ
イタリア過去の名作をたまには勉強しようということで鑑賞。


ーどんな物でも何かの役に立っている
この石ころだってー

どんな未来が待っていようと進まなくてはならない。それが人生という"道"
そんなことを感じさせられた映画。
勉強不足の自分はフェリーニ監督作品は初めましてなので、
「うん、これは非常にフェリーニ的だね」
的な監督を軸にしたアプローチの見方はできなかったのだけれども、普通に胸に染みるいい作品。
とにかく底抜けで明るい純粋なジェルミソーナと悪漢ザンパノの凸凹道中。
そして途中から綱渡り芸人イルマーレが現れたあたりでどんどん面白くなった。
派手さはないけどもやはり過去の名作はたまに勉強がてら、見るべきですね。

キャストはイタリア過去の人達なので割愛。

まぁいい作品だったのだけれども、今作をキッカケにフェリーニ監督を勉強しようと決意するには至らなかったかな?
もっと半端なく有名で面白いのがあったら見てみましょう。

イタリア映画を見たい方、フェデリコ・フェリーニ監督のファン、そして「うん、これはフェリーニしてるね」てドヤ顔で言いたい方にはオススメの作品。