りこ

道のりこのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.0
今まで見たなかで一番古い作品かな…?
50年以上前の作品で白黒なのにこんなに引き込まれるとは…💦

粗野で暴力的な旅芸人のザンパノは、貧乏な家の娘ジェルソミーナを買い取り、二人は一緒に旅に出る。
しかし途中ジェルソミーナはザンパノの態度に嫌気がさし、逃げ出すが連れ戻されてしまい…

ザンパノの持ちネタは胸の力で鎖をちぎるという芸だけど、何回もやりすぎてなぜか笑えてきました。

好きなキャラは途中で出てくる陽気な綱渡りの芸人。
落ち込んでいるジェルソミーナに、「この世のものはすべて何かの役に立つ。例えば、この小石でも…」と言って励ますシーンがとっても印象的でした!

作品を通してそんなに重苦しい雰囲気ではないけど、メインキャラは報われないラストで悲しい…
あのメロディーが切ないです💦

ジェルソミーナは、作中では決して美人ではないとか言われてたけど、見ているうちにとっても魅力的に見えました。
りこ

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