Marlon

道のMarlonのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.7
"その辺の石ころでもなにかの役にたってる"
フェリーニのヒューマニズムを垣間見れた気がする
終盤のジェルソミーナの"薪がないわ、火が消える"
この台詞もまた直球で切ない

粗暴な男と心優しい女のロードムービーだが、人生の悲哀や人間の複雑さを如実に表している
ザンパノにとってジェルソミーナはどんな存在だったのか、映画を観れば理解できるはず
ニーノロータの音楽もまた渋い

楽しい映画では決してないが、胸にずっしり響く映画なのは間違いない
Marlon

Marlon