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県警対組織暴力のぱのレビュー・感想・評価

県警対組織暴力(1975年製作の映画)
3.5
面白かった。ただめちゃくちゃ面白かったとは思えず、『仁義なき戦い』のほうが好きだなとなった。

『仁義なき戦い』からこの作品を見たので、松永おまえそっち側なんか!!!!昌三にべったりだったのに!!!!!!梅宮辰夫もおまえ昌三とニコイチみたいになってたのにそんな感じになるんか!!!!!!っていう面白さはあった。

警察×ヤクザが癒着しまくりである意味平和だった世界に県警のエリートがきて、波乱が起こる。

県警エリートの海田(梅宮辰夫)がくるまでは平和だったが、彼がきてから徳さん(菅原文太)はうまく利用され、自身は広谷(松方弘樹)たちのことを考えて動こうとするも広谷たちから反感を買う結果となる。そして、あんなに仲が良かった徳さんと広谷も最後あんな風になっちゃうなんて…。こうみてると昔気質の人間っていうのは、環境の変化に弱いのかなと感じた。徳さんだけがどんどん取り残され、最後は始末されちゃって…。なんだかな。

徳さん(菅原文太)が最後殺されちゃったのをみて「あーあ…」となった。大原組の奴らに的にかけられたか、あるいは警察関係者がスキャンダルを握られてることをよく思わず始末といった感じであろう。逆にあんなヤクザとズブズブで部下も殺されて広谷も死んで自分だけ島に異動で普通に生きてるというのはあの世界観的には許されることではないだろう。ただ、息子にちゃんと会えたんかなとかは気になっちゃう。子供でてきちゃうと弱いんだ…。その一方で海田は転職して朝の体操としかしてるしそこらへんは普通に笑った。
ぱ