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アデュー・フィリピーヌのmaosoirのレビュー・感想・評価

アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)
4.0
冒頭のテレビ番組収録シーンから商業的な構図やシーンが全くなくピュアな自分へと浄化され愉快な気持ちで観ることができた。音楽はほぼマンボやカリプソなのだが詳しい情報は得ることができず。二人の女の子のようにキュートなシーンも何度もありなかなか良いな、酒を飲みながら真夏に観たい程度に思ったのだが、「いまここで映画ができていくようなー絶対的な処女作。あらかじめ映画が存在しており、自分は映画と特別な関わり方をしたいと思ったのがゴダール。仮にこの世界に映画が存在していなくても、ジャック・ロジエは映画を撮ってしまっただろう」という付属ブックレットのハスミン絶賛解説文により実際以上にありがたいものに思えてきた。
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