猫ざんまい

スクール・オブ・ロックの猫ざんまいのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
5.0
コメディと音楽に溢れた子供から大人まで楽しめる素晴らしい映画。笑えて感動できる。何度観てい良いという点で「サウンド・オブ・ミュージック」と並べてもおかしくないと思う。主人公が子供たちにかける励ましの言葉ひとつ一つが、可笑しくもありまた素晴らしいのである。
ロックしか知らない中年男が、金欠から、身分を偽って小学校に教師として潜り込む。最初は子供に教える気などなかった主人公が、子供たちに音楽の才能があることを知り、ロックバンドを組んでコンテストに臨むという話。生徒は裕福で厳格な家庭の子供たちで親や教師の言いなり。委縮している。偽教師の主人公は、一人一人に役割を与え励ましの言葉をかけることで、子供たちは自信を付けて明るくなっていく。誰一人として自分の活躍の場にあぶれている生徒はいない。最後父兄がすんなり感化される流れは無理があるが、そんなことはどうでもいいと思えるほど、過程が素晴らしいのである。