こばまさ

スクール・オブ・ロックのこばまさのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
4.0
ずっと前から観ようと思いながら、数年経ってしまった作品。
温めすぎて、観るタイミングを完全に失っていたが、音楽フィル友のMintedちゃんとTラモーンさんに背中を押され、ようやく鑑賞!
それでは、半ズボン穿いてギターを片手にLet's Rock🎸


-ロックバンドのギタリスト・デューイ(ジャック・ブラック)は、その熱すぎるパフォーマンスが原因で、バンドをクビになってしまう。
仕事にも就かず、同居人の友人ネッドとそのガールフレンドからは、まともに働け!家賃を払え!と詰め寄られる日々。
そんな時、ネッドあてに臨時講師の仕事依頼を電話で受けたデューイは、ネッドになりすまして仕事を快諾し、その名門学校へと向かう。
仕事などする気はさらさら無い彼だったが、偶然音楽の授業を盗み見した時、子供たちに楽器の才能がある事に気付く。
そしてデューイは、子供達とバンドを組んでバンドバトル出場する事を勝手に決める-

“ロック愛2000%‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎”


参りました!!
ワタシも小学生に戻って、彼からロックの授業を受けたい!
いや、今からでも受けたい…
あのロック史の時間割だけでも下さい。

ストーリー的にはもう王道中の王道なので、特に補足はしません!
とにかく、デューイを演じるジャック・ブラック!その熱すぎるロック愛だけを見届ける映画。

とは言いつつも、音楽を通じて子ども達の才能を見出したり、輝ける場所を提供したりと、何も考えてない様でめちゃくちゃちゃんと考えてるデューイ。
個々に合ったCDを宿題と称して配るシーンは最高!
この教育方針は取り入れるべきだ。

騙し騙し教室でバンド練習を続けてきたデューイと生徒たちだが、ある日最大のピンチがやってくる。
バンドバトルを目前に控えた頃、とうとう学校にニセ教師だとバレてしまう!
どうなるデューイ!どうなる生徒たち!
どうなるバンドバトル…


まあ、出るんですけどね。
だって出ないと話終わらないよね。
この演奏シーンで、不覚にも涙が…
一生懸命練習してきた成果でもあり、ライブじゃないと出せないパフォーマンスだったり、言葉で説明は難しいけど、心にグッとくるステージだった。

もちろん、ステージ上だけが主役じゃない。
衣装担当、照明担当、警備担当、マネージャー、みんなそれぞれに仕事があり、全員が揃わないとこのライブは成り立たなかった。
1人1人が輝ける場所がある、それがこの作品の1番いいところ!
とは言いながら、どう見てもジャック・ブラックが1番目立ってたけどな!!
もはやAC/DCのアンガス・ヤング!

ちなみに、ギブソンのSGと言えば、ワタシ的にはアンガス・ヤングよりギターウルフのセイジだ!
あ、アレはギブソンじゃなくてエピフォンか…

それと、フライングVと言えばやはりレニー・クラヴィッツかな?
日本人だとブンブンサテライツ川島さん。
でも、宇宙一カッコいいのはブランキーの『デリンジャー』のPVのベンジー!


完全に話が脱線したけど、それほどこの映画を観ると色んなロックスターの話を誰かとしたくなるって事!
アナタにとってのギターヒーローは誰?とか、あの曲のあのリフは最強!とか、一晩中語りたくなる。

クライマックスからエンドロールまでの流れがまた素晴らしく、最後の最後までロックがロールする。

これは必ず、また観るな。
ロックに興味がない人にも、オススメしたい作品でした!
こばまさ

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