松井

スクール・オブ・ロックの松井のレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
4.2
熱血で男臭く、だらしないバンドマンであるデューイが、名門校の生徒たちにロックを伝道していくエンターテイメント作品。



教師と偽って生徒たちに授業していき、いつバレるのかヒヤヒヤして観ていた。セキュリティ対策をしていたとはいえ、バレなさすぎだろう(笑)



デューティは口がかなり達者だと感心した。次から次へと発する言葉の引き出しの多さに感心する。それと人をその気にする乗せ方が抜群に上手い。最大の魅力はユーモアと情熱。スピード感のあるストーリー展開は飽きない。ライブで彼らのソウルと歌声を早く聴きたいと思ってしまう作風は見事だった。




以下ネタバレ感想★★★★









校長先生が堅物な印象だが酒とロックを差し出すと豹変するのは面白い。ライブ後の労いシーンも予想通りの行動で良かった。


ライブまでの過程がとても素晴らしい。待ちきれない想いになる。観客にダイブした瞬間は爽快だった。優勝できなかったのは残念だけどまだまだこの段階で満足させない演出も良かった。若者に高みを目指すには良い結果。


音楽映画では一番良かったかもしれない名作だった。
松井

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