すあまさえ

紅の豚のすあまさえのレビュー・感想・評価

紅の豚(1992年製作の映画)
4.4

名言ですよね。
「飛べない豚はただの豚さ」

私、ジーナももちろん大好きなんですけど、フィオのあの性格が、いいなぁって思うんです。

明るくて素直で、誇り高くて..。
女の子と女性の間って感じですよね。

これはきっと男性の方がグッとくるんでしょうね。大好きな作品だけど、私の中で、ジブリの中の1番になる事はないんです。
でも大好き。

飛行艇乗りは誰よりも誇り高い。それは海と空が飛行艇乗りの心を洗うから。

簡単には言えないけど、空が青いだけでうれしくなる事って、実際ありますよね。海もそう、木もそう。自然の美しさに助けられて、前を向ける。

フィオのあの声、あの声を聞いてるだけで元気になれる声。
ワンピースのナミの声でもあるけど、芯の強い、太陽の光浴びてます!みたいなこの声が大好き。

あと、ピッコロの所で飛行艇を作るシーンの、黙々とピッコロの親戚に握手をするポルコ。赤ちゃんの籠を揺すってるポルコ。あのシーンが大好きなんです。笑っちゃう。ほんとにセンスがいい。

それから、昔の映画って、時間の使い方が全然今と違くていいというか。贅沢というか。映画の中にもきちんと余白がありますよね。
少しの無音のシーンとか、そういう絶妙な間がある。
それを待てていた観客がいたって事なんでしょうけど、今の人たちも、待ってると思うんだけどな。

ジブリ、どんどんみたくなっちゃうね。
すあまさえ

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