モズメ

耳をすませばのモズメのレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
5.0
★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★∞!!!


感想文長いです。
お暇な方だけどうぞ。

一番よく見返す映画です。
人生の中でベスト3に入る。
もしかしたら一番好きかも。
夏の日に誰もが持っていたはずの憧れ。
夏になるとこの物語を見たくなる。
そして私にも何かが始まりそうな予感に わくわくする。


全シーン甘酸っぱさに溢れている!
甘酸っぱい!
甘酸っぱいぃいい!!

最後の衝撃的なシーンにノックアウトされて、見終わって暫くは動けない。
つーかキュン死にする!!
手足ばたつかせて もんどりうったわ。

天沢聖司の超中学生級な魅力に骨抜き!
今の日本でシャツがズボンにINしてても、かっこいいのは聖司君だけですなww

頬を染めながら、ストーカー行為を誇らしげに雫に暴露するシーンに萌え♡
隣に座った事や、
何度もすれ違った事、
図書館で先に読みそうな本探して読んでたとか、
粘着で細かいタイプのストーキングテクニックを言っちゃったんだからね~♡
テレながら爽やかに犯罪すれすれを告白するあたり、やはり王子!

そして動じない雫にも
そこに痺れるゥ憧れるゥ!!
ストーカーなんて言葉あの時なかったしな。

もし聖司君がハンサムな王子様じゃなかったら物語りは始まってなかったでしょう。

ツンデレの基本はしっかりと押さえ、
爽やかにストーカー行為を行い、
バイオリン演奏で骨抜きにさせ、
(カントリーロードなんてあの日までに必死に練習してたとしか思えない)
(文学少女は楽器のできる男に弱いのよ!私だけか?
否、聖司の容姿+バイオリンでカントリーロードなんて惚れたも同然やないか!雫のドキンとした顔で恋に落ちた瞬間がわかったもんね!)
おちたと見るや教室まで行って周りにアピールしちゃったり。
ああ穿った見方だな。
あたしも大人になったってことか。
あの騒ぐクラスもいいよね。
屋上まで見物に行っちゃったり。
嗚呼 中学生。

しかし、先回りして本読んでるとか新手の技法よな~(笑)
何故成功率高く無さそうな図書カードでのアピールを選んだのか。

にもかかわらず
「ほらよっ、月島雫!!」
不器用すぎる聖司王子・・・。
素敵です!!!

帰国後早々 早朝雫の家の前に押し掛けちゃって心の中でしずくぅう~って何度も叫び続ける聖司君とか想像するだけでたまりませんわ。
起きる雫も凄いよね。
まさに恋愛の奇跡。
そら運命感じて勢いあまってプロポーズもしちゃうわな。


「あいつがやるならあたしもやる」
こうやって高めあっていける関係っていいな。


「あなたの切り出したばかりの原石をしっかり見せてもらいました。」
「自分の中に原石を見つけて時間をかけて磨くことなんだよ」
「最初から完璧を求めてはいけない」などなど。
西おじいさんの言葉ひとつひとつ、進む道がわからないときに見ると、泣ける。
私のまわりにもこんな素敵な大人がいればよかったのに。
西おじいさん素敵すぎます。
それもジャンボ大盛りだw
セッションシーンでのウインクとか!
聖司もウインクしたしな!
なにここの家系!!
素敵すぎだろ!!
戦前にドイツなんてどんだけ上流階級なんだ西司郎!!
地球屋みたいな骨董屋さんが我が町にもあればなぁ。
超憧れた。

それにしても「ちょい待ち」って...。
見てるこっちが照れますわ( ´^益^`)こんなん言ってサマになるのは王子だけよう。


初めて雫が地球屋の横の急な階段上に立って、美しい景色に感動してた最中に王子に冷たく指摘された一言。

「ドア、閉めて。」

え?

あ、あぁ、はいはい。
今閉めますったら。
わかってるわよ。

王子よ、乙女は一瞬一瞬がドラマなのだよ!



それにしても歯磨きもせずお風呂も入ってないのに、王子と二人乗りした雫・・・
羨ましすぎるぜ!!


「この坂道を、お前を乗せて登るって決めたんだ。」
「ずるい!私だって役に立ちたいんだから!」
このセリフに、
"互いに支え合う"という、
恋愛において一番究極なものが集約されていますね。

大人になると、昔の輝く思い出に支えられることが多いので、きっと二人もたとえ離れ離れになっても大丈夫だと思う。
たとえ恋がうまくいかなかったとしてもあの秘密の丘での夢のような時間は永遠です。

立ち止まり見つめあうのではなく、並んで立って、同じ遠い地平線を見つめる・・・
理想だなぁ~
夢を見るダイヤの原石のような少年少女の成長。
ああーいいなぁ~


観た後に、
自分も何かをはじめたい!
と思わせる力を持った凄い映画 。
私は鬱映画とは思わない。

ハァー今頃聖司と雫は無事に結婚してる頃かしら

 妄想は と ま ら な い !




最後まで読んでくれたあなた

「頑張りましたね、あなたは素敵です」
モズメ

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