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ラザレスク氏の最期のネットのレビュー・感想・評価

ラザレスク氏の最期(2005年製作の映画)
4.0
キツい。胃がキリキリする。個人の尊厳が全くない。
序盤は地味なのだけど、救急車で搬送が始まってから面白くなる。面白いというか辛くなる。
病院に運ばれる間ひたすら看護師に話しかけたくなる感じわかる。
救急隊員のキャラが好き。最初は「正直言って鬱陶しい……」的な扱いで患者を見ているのだけど、延々続くたらい回しと病院所属の医師たちによる軽蔑的な視線に対する反感によって、患者を救うために必死の抗弁をするようになる。
2005年の映画だけど、もちろんゼロ年代のアメリカ映画っぽくないし、かなり現代映画っぽい空気を感じた。
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