あしからず

ジャック・ドゥミの少年期のあしからずのレビュー・感想・評価

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)
4.2
自転車、レコード、研ぎ機、コーヒミル、橋のおもちゃ、あらゆる回転がカメラと映写機の回転へとリンクする演出に映画とジャコへの愛を感じる。ドゥミも最初は9ミリ半だったのか。
風化した壁をモノローグの背景にするのなんとなくヴァルダらしい。時を刻んだ皺ごと包む視線も。
多かれ少なかれ映画には監督の人生が反映されていると思うけど、ドゥミ作品は特にそうなのだと気付かされた。
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