あかつか

わが教え子、ヒトラーのあかつかのレビュー・感想・評価

わが教え子、ヒトラー(2007年製作の映画)
1.5
今年3本目のナチス映画。なぜかネトフリがオススメしてくるもんだから…。

1944年の暮れ。敗戦続きですっかり意気消沈しているヒトラーに立派なNewyear演説をさせるために、ゲッベルスがユダヤ人俳優を連れてきて『英国王のスピーチ』よろしく指導にあたらせるというなかなか荒唐無稽なコメディ。このユダヤ人俳優役にまさかのウルリッヒ・ミューエ。『よき人のためのソナタ』でシュタージの大尉やった人。結構前に亡くなってるんだね…。

コメディとしてはイマイチな、趣味の悪い感じがしないでもない。ヒトラーのセックス描写(そしてインポテンツ描写)とか、誰得なわけよ。ヒトラーとユダヤ人夫妻が川の字になって寝るシーンとか、これって「夢あるねー」って言っていいもんなのか。まぁでも監督からしてみたらそのへんも織り込み済みなんだろな。つーかこの内容でこのジャケットは詐欺だろ。ヒトラーが学生だった頃に教えたユダヤ人教師の話かと思うやん?

エンドロール中の一般人へのインタビュー「ヒトラー知ってますか?」の返答が面白い。少年の「金髪と青い目が好きな人」って的を射ている。
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