カーズWSA

ジャッカルの日のカーズWSAのレビュー・感想・評価

ジャッカルの日(1973年製作の映画)
4.5
大好き映画のひとつです。

子供の頃実家には大量のビデオテープの入ってる棚があり、そこに父親がいつ録ったかわかんないけどたくさん映画が入ってて、でも何となく、これはとうちゃんの、という思いがあってあんまり手を出さずにいました。
と、いう思い出だったんですがこの前、いっつも棚から好きなの出して観てたよな、と言われたので観てたのかも。

その中のひとつ。これはおもしろいぞ、と言われて観ました。(毎回言ってたけど)

殺し屋ジャッカルが淡々と準備をしていく前半から飲み込まれ、やたら脳が疲れる。綿密な計画で障害になりそうなことを除いていき確実に一歩ずつ進んでく。ケアレスミスはご愛嬌。

そしてそれを追う警察のルベル。こちらはジャッカルの一歩後ろを追っており、俺はジャッカル、と思ってしまってる僕にとって後半はヒヤヒヤヒリヒリ。

式典の日。もう息が出来ないくらいこちらも緊張しフーッと息を吐く。

歴史の出来事が変わらない以上結末はわかってるんですが、それでもジャッカルの成功を願わずにはいられない!

そしてそしてクライマックス。
えっ?

この一瞬のためにしてきた準備が…。成し遂げてたらどう変わったフランス&世界。
次やるときは絶対当たる。でも次なんて無いんだよなあ。何回観てもラストは変わらず。ドゴール強し。

今観ると中学生だったあのときの気持ちを思い出すことは出来ても、当たり前だけど、全く同じ気持ちを味わうことは出来ないもんです。
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