ミノリ

ジャッカルの日のミノリのレビュー・感想・評価

ジャッカルの日(1973年製作の映画)
4.2
午後のロードショーで鑑賞。
ド・ゴールを狙う暗殺者とそれを追う敏腕刑事のクライムムービー。

エドワード・フォックス(イケメンだ///)演じる「ジャッカル」の暗殺のプロ感というか、標的に向けて捜査の目を見事にかいくぐっていく姿、じつに無駄のない"仕事"ぶりが、ひとことで言ってカッコいいです。惚れてまうやろ。

物語はシンプルですが、主観を排した冷静なカメラワーク、ところどころテンポの良い編集、BGMもまったく使われてない(たぶん)ことも相まって、ラストに向かって緊張感がぞくぞく高まっていきます。

Wikipediaによると、原作は本物の暗殺者に愛読されたそうなのですが、映画から伝わるリアルさから考えても納得です!

また本作はロードムービーでもあると思います。ジャッカルはイタリアからパリに潜入するのですが、当時のジェノバやパリの街並みが映されていて、古い建物や街路がいい雰囲気なんですよね。あと女優さんの衣装も可愛くて、その意味でも楽しめました。

名作だ!と言い切れる映画。ラストの終わらせ方もすごくかっこいいし、好き。また観たいな
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