Toramaru

ジャッカルの日のToramaruのレビュー・感想・評価

ジャッカルの日(1973年製作の映画)
3.3
目的を達成するために淡々と人を殺めていくジャッカル。どんな生い立ちでなぜ殺し屋をしているかなどの背景は描かれておらず、共感や同情する点が一つもない。
まるで悪の化身のようなサイコパスだけどなぜか応援してしまうのは、貴公子のようなエドワード・フォックスの魅力からなのか。彼が銃を装着する姿や構える姿に一切の下品さはなくとにかく美しい。人が次々と死んでいくのに目を覆うようなシーンが全くなく、あくまで秀逸さと美を貫いている。
ラストに向かうにつれて緊迫感が最高潮を迎え目が離せなくなった。
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