ぽち

雨の中の兵隊のぽちのレビュー・感想・評価

雨の中の兵隊(1963年製作の映画)
3.3
マックィーンは61年にガールハントで始めてコメディに挑戦し、2年後の今作が2度めのコミカル演技。
前回は堅さが気になったが今作では逆に必要以上にテンションが高くちょっとやりすぎの感がある。

しかし作品自体はギャグで笑いをとるスタイルではなく、軍隊生活や友情をコミカルに描いていて、原作小説の良さを活かしているようだ。

主演2人がなぜ友人になったのかの説明はないが、性格や階級の違う二人の友情が見事に描けていて見所。落とし方もいくらでもお涙頂戴に持っていけるところを、スマートに纏めたのは監督のセンスの良さだろう。

ペプシの自販機の使い方が秀逸。自販機まで悲しんでいるように見えてしまった。

コメディと言うよりドラマ部分の方が見所が多く、2人の友情に焦点を当てて観ると楽しめる作品だろう。

あ、そういえばwikiを自動翻訳で見たら文脈に関係なく「火曜日の溶接」って度々出てきたが、可愛いヒロイン「チューズデイ・ウェルド」のことだった。
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