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チョップショップ 〜 クイーンズの少年
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『チョップショップ 〜 クイーンズの少年』に投稿された感想・評価

GreenT
3.0
すんごい働き者の少年のお話しです。

背景はニューヨークのクィーンズ。アレハンドロって男の子はまだ小さいのに仕事を探していて、親がいるのか、住むところがあるのかさえ定かでない。お姉さんがいるらしくて、公衆電話から電話して居所を確認している。

アレはクィーンズのウィレット・ポイントという、自動車修理屋がたくさん集まっているところで住み込みの仕事を見つける。最初は客引き、そして掃除や雑用、そのあとペイントを習うという、結構全うな仕事をしている。

アレはどうやら12歳らしく、お姉さんのイズマルは16歳らしい。孤児院には住まないことに決めたらしく、イジーは友達の家に居候していたんだけど、アレは修理屋の2階に小さな部屋を与えられたから、そこにイジーも招いて一緒に住む。

アレは、イジーの仕事まで見つけてくるんですよ!修理工たちがランチを食べるメキシカンのフードトラックで働く仕事。12歳なのになんてすごい。

この界隈は、昭和の下町みたいなゴミゴミした雰囲気で、イジーみたいな若い女の子安全なのかな?とか、アレみたいな小さい子からお金を奪ったりする人いないのかな?と心配していたんですけど、働いている人たちは、荒くれ者だけど悪い人達じゃないみたいで安心しました。

ガレージの前でハトに餌をあげて「こいつらは俺のこと好きなんだ」なんて喜んでいる素朴な人もいて、アレに餌を分けてあげて「お前も自分とこのガレージの前でやってみな」とか言ってくれる。

なんだけど、犯罪を犯していないわけではない。アレは、修理屋で真面目に修行しているんだけど、その他にも地下鉄でスニッカーズを売ってお金を稼いだり(これは合法)、中古車屋に行ってタイヤのリムガードを盗んで売ったり(非合法)、グリーティングカードを売り歩いたり(合法)、引ったくりしたり(非合法)。

しかし、合法、非合法にかかわらず、働き者!

修理屋さんたちも、盗難車を解体して部品集めたりもしている。とにかく生き残るためならなんでもあり。まあ、盗まれた人は気の毒だけど、ドラッグディーラーとか人殺しして稼ぐってんじゃないし、ウォールストリートとかで人を蹴落としてまで大金稼いでいるエリートよりよっぽど全うに生きている感じがする。

私はアレみたいな合板むき出しの小さな部屋に住むとか、スタジアムに忍び込んでプロ野球の試合を見るのが楽しみとか、ああいう素朴な生活って、なんとなく憧憬がある。白いフェンスに緑の芝生とか、オシャレなタワーマンションとかより、こういう猥雑とした生活って、実は幸せなんじゃないかとか。

それに、アレってすごい優しくて、お姉さんを大事にしている。フードトラックの経営者のおばさんにこき使われているお姉さんを気の毒に思い、自分たちでトラックを購入してフードトラックをやろう、そうしたらお姉さんは人に使われなくて済む!なんて思って、他の修理屋にあった中古のトラックを購入しようと、一生懸命お金を貯める(涙)。

お姉さんも、最初は「こんな古いトラック・・・」って言ってたんだけど、アレの情熱にほだされて、お金を「これ、トラック用に」ってくれるようになってくる。で、2人でトラックのペイントは何色にしよう、とか、どっちの名前を大きく書くか、とか、楽しい妄想に浸る。

ストーリーには起承転結があるから、こんな2人にどんな「転」が訪れるのか、ハラハラしながら観ていたのですが、それはネタバレになるからコメント欄で後述しますが、この作品、実はすっごい評価高くって、名作ばかりを扱っているCriterion Collection で販売されていて、ロジャー・イバートさんの「2008年のベスト20」に入っているし、「2000年代のベスト映画」の第六位にもなっている。

この映画の魅力はアレ君を始めとするキャストの生き生きしたリアル感だと思うんですけど、これは「ネオリアリズム」と呼ばれる、「俳優を使わない」手法らしいです。この監督さん、『The White Tiger』っていう映画で2021年オスカーの脚色賞にノミネートされたらしいので、知る人ぞ知るすごい監督さんみたいですね!

では、続きはコメント欄で!
ムダ話 292で言及
なんでドキュメンタリー撮らないんだろ。