前作から3年越しの続編。
昭和プログラムピクチャーでは珍しい空き期間だが、熱い内に打つべきだった。
有島一郎が佐藤允に変わっている時点でかなりエネルギー損失。
佐藤允は名優だが、この役には合わない。
喜八映画では軽快な演技もしていたのに、この映画ではなぜか剛直化。
ヒロインの前田美波里も綺麗ではあるが、前作の浜美枝が良すぎた。
無国籍アクションの悪い所が出ている感じで、昭和日本映画のスパイアクションにありがちな、微塵も本気さを感じないゆるい銃撃シーンが多い。
前作は多彩なシチュエーションのアクションでそこをカバーできていたのだが、正面から真面目に打ち合いされたってアホらしい。