逃げられた妻マルティーヌ（ファニー・コタンソン）への未練&嫉妬で彼女を追う刑事シモン（ベルナール・ジロドー）が、ヴィオレッタ（ファニー・バスティアン）という不思議少女に出会い、惹かれ合うが、同時に連続殺人事件に巻き込まれていくノワール・サスペンス。
ヴィオレッタは何者なのか。
殺人事件の真相は・・
朝からスキットルの酒飲んでる飲んだくれ刑事のシモンと、美術館の資料係をしているという謎めくヴィオレッタ、幻覚混じりのノワールなテイストがなんとも魅力的な作品です。
シモンが一人娘と転がり込み妻探しも手伝ってもらう友人ランドリー（盗んだワンコを多数飼ってるゲイのおじさん）の役どころも絶妙。
タイトルの意味はいまひとつ分かりませんが…
英題『Killing Time』（≒暇つぶし/失われた時間）→シモンが失われた時間（妻・娘との幸せ）を取り戻す的な意味？
原題『Poussière d'ange』（≒Angel Dust≒天使の粉/合成麻薬の一種）→ヴィオレッタの存在を象徴？
