まさなつ

精神のまさなつのレビュー・感想・評価

精神(2008年製作の映画)
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人に、無視され無視され無視され無視され、、。
自分は、ダメだダメだダメだダメだ、、。
いつも死にたいと思ってる。こんなにシンドイなら死んだ方がまし。

それでも、ちょっと話を聞いてくれる人がいたら今日は生きていられる。一言かけてくれる人がいたら明日も生きられる。あの病院の先生の予約が入るならその日までは生きられそう、、。

身体の病気は受け入れられるのに、心の病気はなぜ避けられるんだろう?

それはきっと知らないから。心の病気と言ってもいろいろあるのに、知らないで怖がってる。

患者さんはみんな話を聞いてほしいだけ。自分のことを分かってほしいだけ。

自分に向き合うっていうのは、健常者だろうと中々出来ないこと。真正面に向き合ってる人々は凄いと思う。

岡山市の精神科診療所に集う人々を描いた想田和弘監督の観察映画第二段。重い重い映画だったらどうしょう、、って危惧したけど、そんなことはなかった。それこそが偏見の第一歩なんだろう。観て良かった。

こういうお医者さんがいれば救われる。セイフティネットの最後の砦はやはり人間なんだと思う。


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