ハレルヤ

ロング・エンゲージメントのハレルヤのレビュー・感想・評価

ロング・エンゲージメント(2004年製作の映画)
3.8
第一次世界大戦で婚約者が戦死したという訃報を受け取った主人公のマチルド。しかし彼は生きていると信じている彼女は、彼を探す旅に出るラブストーリー。

ジャン=ピエール・ジュネ監督作でオドレイ・トトゥ主演。「アメリ」の監督主演コンビが再びタッグを組み、第一次世界大戦の運命に翻弄された1人の女性を描いた壮大なラブストーリーでありヒューマンドラマ。

誰がどんな人間なのかナレーション等で説明をしっかりする演出は親切で助かりました。長めの上映時間の割にはテンポの良さも予想以上。銃弾が飛び交い、爆撃が頻発する戦場のリアルな現場の描写も思っていたより秀逸でした。

マリオン・コティヤールやジョディ・フォスターという主演クラスの女優も本作では脇に回っていますが、それでも存在感は存分に感じられました。

ただ過去と現在の時間軸、場所もポンポン頻繁に切り変わるので、その時々の状況を整理しながら見ないといけないのは少ししんどかったかな。

婚約者は本当に生きているのか?という疑問の追求に、登場人物同士のヒューマンドラマ。戦争がもたらした数々の悲劇など見応えは十分ある仕上がり。2回目を見るならより一層の理解を持って臨めるので、感想がまた変わってきそうですね。
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