ロング・エンゲージメントの作品情報・感想・評価

「ロング・エンゲージメント」に投稿された感想・評価

マチルド(オドレイ)が戦争に行った恋人の生死を確かめる為にあちこち訪ね回るという。
そして事実とは食い違う証言…真実は…。っていうお話。

ワイプインされる別画面とか、美しい画、おもしろい人物設定がジュネらしい。
7つ数える間に車掌が…。
リンゴの皮が切れずに剥けたら…。
ってやつ、こういう願掛けぼくは昔からやってたよ❗驚いた❗

そしてジョディーフォスター出て来て驚いた。

兵士を待つ人、兵士たち、
人間の行動。良い映画だと思いました。
oharu

oharuの感想・評価

3.5
やっぱ仏映画はオシャレ。「車より先にあのカーブに立てたら彼は生きてる。」似たようなおまじない小さい頃わたしもよくやってたなぁ

このレビューはネタバレを含みます

オドレイ・トトゥ演じるマチルドが戦争に連れていかれて行方のわからない婚約者マネクを探すお話。アメリのジュネ監督とオドレイの作品ということに惹かれて鑑賞。

戦争が舞台ということで、アメリやミックマック、天才スピヴェットと比べると暗めのお話。同じくジュネ作品のデリカテッセンはこの3作よりもダークなので強いていえばこの作品に1番近いのかなという気もするけど、ダークコメディであるデリカテッセンに比べるとコメディ要素は薄いかも。やっぱりフィクションの殺人大家とノンフィクションに近い戦争物だと笑える度合いが違ってくるのかなと。グロ描写もわたしが見た中のジュネ作品では1番過激だったと思う。たぶん。(もしかしたら、デリカテッセンも同じくらいだったかも。どちらにせよ、初期の監督作品の方がダークコメディで見る人を選びそう。) 肉片が飛び散ったり、鏡の破片がお腹に突き刺さってたし。

戦争が残酷な故に、戦争前の幸せな時間がとても幸せそう。どんなに辛いことがあっても泣かずに気丈に振舞っていたマチルドがマネクが見つかった時だけは "泣くなんて…" と言いながら嬉し涙を流していたのはグッときます。大人になったマネクは穏やかに見えるんだけど、子どもの頃は強気にマチルドに絡んでいくマネクも可愛らしい。足が悪いマチルドをおぶって鐘のある塔に登ったり、大人になってからも格好いい。

"次のカーブにマネクよりも先に着いたら無事に帰ってくる" "7を数える前にトンネルに入ったらマネクは生きてない" など、日常の中にこっそりジンクスを取り入れてるのが好き。(内容はうろ覚えだけど)

あとは、MMM (フランス語で "マネクはマチルドを愛してる" )というマークを色々なところに掘っているのも素敵だなと思う。
Santa

Santaの感想・評価

3.5
とても考え練られた作品。映像も印象的。でも、私には練られ過ぎと言うか、沢山の登場人物がまず掌握出来ず、ストーリーに付いて行けず、一度観では楽しさを味わえなかった。また、妙なユーモラスさと残酷さ、即物的単純さが混在し、とりとめもなく淡々と物語が展開していく感がした。何というか、全編に渡ってヒロインの仕草をもっと美しく撮っても良いのではないだろうか。
ぱなお

ぱなおの感想・評価

4.0
戦争が背景だったりパッケージの感じから、重い悲恋ものの物語かと思って観たら、結構違ってびっくり(いい意味で)!物語の大きな筋はシリアスなんだけど、結構ユーモアもあって全然重くなかった。なんならちょっと(真相に近づいていくと)ワクワクした!中盤まではなんてことない感じで観てたけど、後半からは前半のいろんな出来事が繋がっていくと俄然面白くなった。頑固そうで妄想したりするマチルドがアメリのキャラとちょっとかぶったりした´◡`兵士たちの名前をちゃんと確認しながらもう一度観たい。
Jun1582

Jun1582の感想・評価

3.5
アメリの監督かー!納得。画も雰囲気も気の利いた演出も遊び方も似てる。好きやなぁ。最後どっちに転ぶかはなんとなくわかってたけど、そのエンディングは予想外やったな。でも好き。さらっと終わるところも。てか、女優陣が豪華!
戦地で行方不明になった婚約者が生きていると信じ、探し続ける女性の話。

「アメリ」の監督作品。


戦争は本当に恐ろしい。誰しも大切な人がいるのに、戦地では命がすぐに奪われてしまう。命が粗末に扱われる戦争は残酷そのもの。


負傷する場面が痛い。辛い。
フランス人の名前も聞き慣れていないし沢山の人が登場するので、台詞に名前だけ出てくると、???となりました笑
話も複雑で自分にはラストに至るまでがすごく長く感じましたし疲れましたが、ラストシーンが良かった。ラストに気持ちを救われました。
綺麗な1場面でした🌿🌸✨


キャストでは
ギャスパーウリエルのぽわーんとした演技が良かった。毎回思うけれども笑顔の時のシワが特徴的。

マリオンコティヤールやジョディフォスター等の名優も出演。


あとは
主人公のおじさんおばさんがほっこり温かい人柄で良かった✨砂利を蹴散らす郵便配達の人とのくだりが好きでした 笑
2018.8.10
自宅TVにて鑑賞

『アメリ』に続いての鑑賞となるピエールジュネ監督作品。

第三者視点からのナレーションがあるのも変わらず。主人公について出生からの適当な説明があるのも変わらず。フレンチなブラックユーモアがちりばめられているのも変わらず。

主役も変わらずオドレイトトゥ。
『アメリ』で感じた彼女の愛嬌の素晴らしさはもうそこにはない。それ以降組んでいない事から察するに幸せな関係にはなれなかったのかもしれない。

音楽もヤンティルセンが外れ、なんだか『アメリ』劣化版のような。。

ストーリーもラストが描かれずじまいで肩透かし感が否めない。

勿論フランス映画なので全てのカットの借景はうっとりとするほど綺麗で、ロケ地も完璧。全体にオレンジのフィルターをかけ、フランス田園地方の風景にマッチしていて素晴らしい演出。
監督の狂気的な構図へのこだわりも感じられ、映画として十分に楽しめた。

これだけのものを作るのに60億必要だったかは良く分からない。
猫次郎

猫次郎の感想・評価

4.0
戦時中のお話。
マチルド(オドレイトトゥ)が行方不明になった婚約者を探す旅に出る。
理由はないけど、彼は絶対に生きていると確信するマチルド。
ラストシーンには感動した。涙、涙、、

フランス人の名前は覚えにくい。。
tak

takの感想・評価

3.4
 ジャン・ピエール・ジュネ監督がずっと暖めていたという題材である本作。婚約者の生存を固く信じ続けるオドレイ・トトゥを主人公にしているので、「アメリ」のあのファンタジックな世界を期待した人もいるだろう。しかし本作は、戦争の醜さ・無意味さとそれに翻弄される人々の姿を見事に描ききったよりハードな映画である。でもそこに描かれる人間関係は他のどんな映画よりも温かい。

 ジュネ監督ゆかりの俳優たちの個性あるキャラクターは、ここでも健在。特にオドレイ・トトゥ演ずるマチルドは「アメリ」同様コミカルで変わっていてチャーミング。「夕食前に犬が入ってきたら彼は生きている」などと”おまじない”をかけるのは、同じような経験ないですか?ここでは信じ続ける強さをも演じていて実に素晴らしい。脇役で登場するジョディ・フォスターも、戦争に運命を狂わされながらも懸命に生きる女を演じていて印象的だ。信じて追うよりも関係者を殺す道を選んだマリオン・コティヤール扮する女性が、獄中で涙する場面も好きだ。砂利を蹴散らす郵便配達まで愛すべきキャラばかり。この辺りは「アメリ」を彷彿とされるところだ。戦場で何が起ったのかをめぐるミステリーが物語の主軸となっている。服装も同じで泥まみれの男たちを延々追い続ける観客はちょっと混乱することだろう。僕も途中でわからなくなったけれど、そこはそれで流して観るのがよいだろう。わからないなりに、マチルドと一緒に新事実にドギマギする方が映画としては楽しめるはず。要するに結末にきっと感動するはずだから。
>|