ゆきの

トレインスポッティングのゆきののレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
3.5
25になる前には観ておきたい、
でもなかなか手が出なかった作品でした
だって青春ドラッグムービーなんて
これっぽっちも共感しないもん笑

私の青春なんて1人で洋楽聴いて
洋書に手を出したり映画観たり…
うーんでもちょっとまてよ?
当時ど田舎に暮らしてた私の周りは何もなくて、勉強できない可愛い田舎のいきったヤンキーばかりで、
暇さえあれば近くに1店しかない本屋やCD屋に行って、海を越えた文化に心躍らせてたんだよね。
だからちっとも人生なんてクソって思わなかった。もちろんドラッグなんて無くて、
学校にお菓子もってくのが唯一の反抗だったわけで笑

でも主人公のレントンは人生なんてクソだと思ってるし、普通のクソみたいな人生が幸せなのか?なんて典型的な若者の考え方をしてる。
でもレントンを取り巻く現実の方が遥かにクソみたいで、脱出を試みるも頭の悪い友人たちが彼の足をひっぱってくる。
そしてドラッグの「快楽」が彼の静脈にぴったりと張り付いていて、蝕んでいく。

人生も性格も過去も未来も全て「環境」が作っていくものだと思う。
でもその中で1つ1つの選択肢は自由意志があるのだ。
レントンは「普通」のクソみたいな人生に希望を見出した。

共感はできないけど、とてもスタイリッシュにまとめてあるし訳わからんドラッグムービーより楽しめる。

Choose your future, choose your life
ゆきの

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