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トレインスポッティングのHALのレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
5.0
高3以来の再鑑賞

電車という仲間で向いている方向は同じで目的地も同じだとみんな思っているが、進むにつれて途中下車したり、目的地がかわり新しい道を作るようになる。
レントンはもっとも我々と近い弱くて繊細で優しい人間であるからどこかシンパシーを感じる。
それは表層上だけで見るのではなくて、家族関係や男女の捉え方、社会の資本の捉え方がもっともまともでそれは哲学的で心理的にも他者を思いやるような心情を持っている。
飛んだ時の意識がないじょうたいでは、潜在的な心理がでると言われるが、その通りで話の端々に他者を思いやる心が見える。
強くありたいし、悪くありたいという願望で頑張ってしまいかっこつけて体を壊すまでやってしまうが、法律や良心の呵責はしっかり備わっており、、それらが欠落した仲間たちとはウマがあわない

一貫して、ものすごく良くできており多くの示唆やユーモア、知性、そして人間とはまでまさにヤクを隠すように包括的に含んでいる映画だった。

//トーマシンマッケンジーという女優さんがいるが、トミーマッケンジーで(愛称でトミーだがもっと似ている名前のはず)芸名カッケェとなった//
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