January 14th
こういう映画好き。
多分このストーリーのテーマを字におこすと、かなり過激でいくらかグロテスクな感じになるだろう。それをこんなにも軽快なテイストで描いたのが好き。
やっぱり一番印象に残るのは音楽。サウンドトラックが爆発的な人気を誇ったのがその証拠だ。ドラックを抜くときの禁断症状のシーンは圧巻。音楽のムードとシーンがかけ離れているが、どこか皮肉的に嘲笑っているのが、さらに酷い。あれをDavid Fincherが撮ったら、かなりえげつないものになるだろう。
好きなシーンは4人が電車のプラットホームに立っているところ。アングルも素敵だし、物語の転換点としてもかなりの力がある画だと思った。
スコットランドの英語なのか、なかなか聞き取りづらいとこもあったが、振り切った表現がスクリプトにも表れていて、かなり刺さった。
遊び方が尋常じゃないけど、的外れではない。これがブラックコメディチックな映画で逃してはいけないことだろう。
友達を大切にするのが大事なのか、自分を大事にするのが大事なのか。
俺たちはもう大人だぞ、自分のことは自分で決めよう。