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トレインスポッティングのagentkoseのレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
4.0
ヤク中×悪ガキ×青春という独自のジャンルを築き上げた本作は90分という短い時間の中でドン引きするぐらい汚いトイレのシーンや過激すぎるクスリの描写など忘れたくても忘れられない気色の悪いものばかり見せられ続けるというのに何故か最後は清々しい気持ちにさせられる。20年以上たった今なお他に例を見ない独自の道を行く尖った映画だった。

刺激の強すぎる映像とそれにしっかりマッチするサントラの相性はとても良く映画そのものがMusic Videoを見ているような感覚になったしより一層映画の世界観に引き込まれる。今とは大分雰囲気の異なる若かりしユアンマクレガーの怪演も世界観に浸れる魅力の一つになっているのも良い。

見る人を確実に絞ってしまう映画ではあるんだけど好きな人はとことん好きになれると思うし変わった青春ものということで一度はいろんな人に見て欲しい。オススメです。