劇場公開当時、石原真理子主演『めぞん一刻』と同時上映された、松田優作の初の劇場公開映画監督作品。
意見の相違などから監督が降板し、松田優作自らがメガホンを取った作品。ただし、予算の無さ、17日間と言う撮影期間の短さなどから、内容的にはあまり評価は高くない。演出の稚拙さがみられるのは、初監督作品ならではだと思う。
時代的なものもあり、『ターミネーター』などの影響も見られるが、Vシネっぽさは隠せない。
石橋凌、寺島進の映画デビュー作品としても知られているが、寺島進はそれ以前から大部屋俳優として活躍していた。それが松田優作の目に留まり、初めて役を貰ったのだ。
ポール牧がいい味出してるなぁ‥
もっと長生きして、いろいろな作品を作って貰いたかった。今存命してたら、きっと『アウトレイジ』あたりに出ていただろう。