ち

アメリカン・ビューティーのちのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ちょっとずつ拗れた性格?思うようにならない事抱えて皆不満気だけど、それこそ現実な普通の人間。

世間から見た「幸せな理想の生活」を形だけ真似るかのようにせっせと頑張っている妻。それに着いてこない夫と娘への嫌悪が皮肉になって出る日々。全く幸せそうではない。他人の目を気にして必死に強く見せようと努力するチアの友達。強い、ビッチ、異性から性的に見られることが自分の魅力の証明の1つと。ゲイなのに隠し軍の心を是とし生きる隣人父。
この3人とも自分のルールに反する人を見下している。酷い言葉を、行動をかける。

一方、世間的にも職場からも娘にもパートナーであるはずの妻にも、階層低く見下されている主人公男。誰1人からも必要とされていないどころかこれが所謂ゴミ扱いとでも言うところか。

最後何年かぶりに聴かれた質問に答えて、なにやら色々あるけれどこれで幸福だということに気づき、心からの満足の笑顔。。死

流れていく時間軸では理不尽でも不満でも、時間に点を置いて立ち止まって改めてみてみると、そんなことよりも怒りよりも美しさが勝って、意図せず満足のあの笑み。なのか?

「いつか理解できるよ」
そうだと思うよ。
ち