平凡な家庭の非凡な事情。
描き切っていない内面描写はあるものの、特に疑問に思う場面もなく、心情を汲み取れるような進め方がやはり素晴らしいですね。
特に隣人パパなんかはそれでした。
誰も彼もが見栄や虚勢を張る姿はリアルってこんなもんよね、と思わせられたり。
全体的にサム・メンデス監督ということで、画の魅せ方はやはり美しかったですね。
◾️tips
「アメリカン・ビューティー」とはバラの品種の一つである。色は真紅で、発祥の地はアメリカ合衆国。映画の中でこのバラは様々な意味を持っている。例えば「豊かな家庭の象徴」としてキャロラインが自宅の庭に赤いバラを栽培し、「官能の象徴」としてレスターの妄想の中でアンジェラと共に赤いバラの花弁が登場している。
また、アメリカの中流家庭の崩壊を描いた映画に「アメリカの美」という題名をつけることで、アメリカ社会に対する強烈な皮肉を利かせている。
(Wikipediaより転載)