nori007

アメリカン・ビューティーのnori007のレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
3.0
アメリカン・ビューティーとは皮肉か?
邦題をつけると「アメリカの変態家族」がもっともこの映画を表現している。
ダメお父さんは突如、娘の友だちに入れあげてしまう。
となりの男は盗撮マニアで薬の売人。まあそれだけではないが登場人物全員ちょっとおかしい連中だ。ところが世の中は不思議なものである。変な人とお互い思っていたであろう二人がいい感じになっていくのだ。
まあ普通はそんな事はない。ただまれに無くはない。最初は幻想でも徐々にリアルに変わっていく。
これは、サム・メンデスの願望なんだろうか。。なかなか理解し難い。

最後はあまりのあっけなさに、アホかと声に出してしまったよ。鑑賞感は「パラサイト」にとても似ている。
まあ、お父さんにとっては冥土の土産にはいいエピソードだったであろうよ。

これが作品賞とは、アカデミー会員はなかなかの変態ぞろいなのかもしれない。

劇中に「今日は007をテレビでやってるのに!」といったセリフがあるが後に実際に007の監督になろうとは。本望だったろうな。
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