今作品のレビュ－なんかを見ると～
今回のように寅さんが あまり恋をしなく、他人の恋を応援する作品がたまにあり面白くない。～とあるが…。
今作のキ－ポイントとして、とらやに遊びに来た若菜（樋口可南子）を帰りに駅まで送るさくらと寅さんのシ－ンがあります。そこで寅さんが「アパートにバカな青年が居るんだ。」と若菜に聞こえるように さくらに言う。さくらが「なんでバかなの？」と「若菜ちゃんにホレてるんだ。」～ここで、さくらの表情が変わる。さくらは若菜が帰った後で 寅さんに「恋をしてる人をバカにしたら駄目でしょ！」と一喝するが本心ではない。 さくらの表情が変わったのは～「なんで、そんな事言うの？お兄ちゃんが恋をしなきゃ駄目じゃない！」とゆう気持ちであって、これは さくらも僕ら視聴者も同じ気持ちなんですね。これを故意に入れてくる山田洋次は決して寅さんを駄作にはしていない証拠です。 寅さんが失恋しない事にファンをわざとイライラさせつつ、マンネリ化を防いでるのか？それとも他に理由があったのか？どちらにしても山田洋次の思うツボだと思いました。 今作品も面白いですよ。樋口可南子さん良かったわ～。
