ミラ様の存在は何だったのでしょうかね(笑)。
父と息子の葛藤をテーマにしたヒューマン・ストーリーでした。
バスケット好きだった父親は息子を一流の選手に育て上げるために厳しく息子に教え込んでいた。しかし、息子は厳しさに耐えかねて投げやりな態度を取った。
それに起こった父は家庭内で息子に暴力を振るってしまう。その上母親が巻き添えを食って頭を強打し死亡してしまう。刑務所に父親が収容されて6年の月日が経ち息子は全米が注目する有望選手となり、プロ入りか大学進学か注目を浴びる。
州知事が刑務所に圧力をかけ母校の大学に進学を条件に彼の刑期を短縮させるという条件を出してくる。息子の大学進学の同意書にサインをさせる為に一週間の仮出所をさせるが・・・。
母親を殺してしまった父親と息子の葛藤をデンゼル・ワシントンの名演技でじっくりと見せてくれます。全米の注目選手に育った息子の意志の強さにも感動いたします。金の欲と女の色の誘惑にも決して傾かない純な心。しかし決して許すことの出来ない父への想い。
そんな演技を見せる黒人青年。それにしてもバスケットの腕前が凄いと驚いて居たらプロのバスケの選手が演技して居たそうです。それにも驚きました。
ミラ・ジョヴォヴィッチが娼婦役で出演していますが、彼女の存在は何だったのか不明です。女優陣と居ての色付けだけだったのでしょうか?
作品全体の展開としてもビターな思いが残る良い作品でしょう。下手なハッピー・エンドにしていない点も気に入りました。