アむーレ

ニューヨークの恋人のアむーレのレビュー・感想・評価

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)
4.1
なんてロマンチックなんだろう。
ただの恋愛映画かと思ってたらとんでもない、時空を超えたSFファンタジーラブロマンス映画だった!

現代のニューヨークで恋に落ちた主人公の2人の男女は生きるべき時代が違い、いずれ別れのタイミングがやってくるが最後はまさかの結末!ハッピーエンドであるということだけは言っておこう。とてもハッピーでほっこりした余韻が残るおとぎ話のような物語でした。

こういうタイムトラベルものの話も自分好みだったし、最後の間一髪の大逆転なんかもハラハラさせられる要素がありとても楽しめた。

なんでこんなに平均評価低いんだ?というほどびっくり。これがディズニー映画だったらもっと評価が上がるんだろうか。
そもそも、邦題が良くないと思う。
『ニューヨークの恋人』なんて抽象的、大衆的すぎてこの物語をうまく表現できてない。英語タイトルは『ケイトとレオポルド』だけど、「虹を見た犬のような2人の奇跡」とか「ブルックリン橋のロマンス」とかのが良かったのではないか?

古い映画だけど1980年の『ある日どこかで』をふと思い出した。ストーリーの内容とか展開とかは全然違うけど、1枚の写真が過去と未来の橋渡しになって繋がるとか、似ている要素もあると思う。

評価が分かれる作品なのかもしれないが、涙が出るほどの圧倒的感動ではないけど個人的には観終わったあとの充実感が強かった映画だった。オススメ。
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1876年のニューヨークに生きる貴族=レオポルドが自分を付きまとう謎の男の存在に気付く。
レオポルドは男を追いかけるが逃げた先にはブルックリン橋が。橋の上まで男を追い詰めたレオポルドは掴まえようとするが足場が崩れ男と一緒に落ちてしまう。
絶体絶命と思った次の瞬間、男とレオポルドは21世紀のニューヨークにタイムスリップしてしまうのであった。

現代のニューヨークで出会った1人の女性=ケイトと恋に落ちるレオポルド。
しかし別れの時間はやってくる。
時空の裂け目から戻れる時間は決まっており、2人は離ればなれになるが…
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