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ウィッカーマンのたのネタバレレビュー・内容・結末

ウィッカーマン(1973年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

特殊な宗教を信仰する集団の怖さっていいよね。この映画はまさに宗教ホラーの金字塔。

主人公だけが唯一まともに見えるけど、でも彼も彼でキリスト教に執着しすぎてて怖いよね。柔軟性がまるでないというか、他宗教へのリスペクトがなさすぎるというか。まあだからこそこの映画は面白いんだろうけど。強情なほど信心深いキリスト教徒と、非人道的でイカれた異教徒の対比が。
最後のシーンにカメラ目線でキリストの教えを語るところ、昔の映画って感じで好き。

木でできた人型の器に入れられた時、蹴破ったら出られそうな感じでちょっと面白かった。

最期、あんなに真面目で熱心な信者だった主人公が、どんなに祈りを捧げて赦しを請うても神は助けてくれないんだから意地悪だなと思った。皮肉めいてて良かったけど。
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