カシ

フォーリング・ダウンのカシのレビュー・感想・評価

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)
3.1
どこにでもいる程度には偏屈で
どこにでもいる程度には愛国者で
どこにでもいる程度には悪い父親な男が
どこにでもある程度に運が悪いことや
どこにでもある程度に悪い人間たち
に押しつぶされて取り返しがつかない方向に落ちていく話
最後の野次馬を見る限り、どこにでもいる異常者がやった事件程度に流されて終わりなんだろうな。

銃乱射するやつが悪いみたいに報道するけど、そういう人ってどこにでもいる程度のちょっと偏屈って程度の人間でアメリカとか資本主義の悪いところによる重圧が事件を起こさせるだけで悪人ではない。とかそういう感じのことが言いたかった映画なんだろうか?

まぁ最初のぼったくり店主めっちゃぶん殴りてぇとは思うがあんな暴れる時点でちょっと善人じゃない気がする…かな?あの時点で信じてた国やら会社に裏切られて荒れてたんだろうけども

めっちゃ大暴れする割に人生の最期のあがきみたいなものに見えて陰鬱な気分にさせられる。清々したなんてとても言えない。正直おすすめはしない。
カシ

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