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高原の情熱のアノのレビュー・感想・評価

高原の情熱(1944年製作の映画)
4.1
ダイナマイトが一日中炸裂している工事現場の横にあるホテル、という狂った舞台に狂った人物が続々集まる。
バイクをすっ飛ばして転がり込んでくるアル中のインパクト!
しかし演出は古典フランス映画らしく静謐なタッチになっているのが面白い。
空を縫うように走るケーブルがジリジリした圧迫感を生んでいる。

だんだんにじみ出てきた情念が、舞踏会を終えてついに溢れ出すクライマックスは最高。
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