事故後のポール・ベルナールが髪を乱して吸血鬼じみた姿になり、否応なく悲劇的な結末を予感させる。落石の反復や投げられて落下する投げテープ、高速バイクからの主観ドライブ、狙いをつける主観ショットなどの…
>>続きを読むポジ(陽画)とネガ(陰画)の関係を、常々面白く思っており、何かを立体的に造形しようとする際には、ネガポジの両サイドから描いてみる必要があるのではないか。
この意味において、原題『Lumière d…
高原のホテルに訪れた美女を発端として渦巻く男女の愛憎劇を描く、ジャン・グレミヨン監督1943年の作品。一人の女性をめぐって男たちが心を乱されるプロットが同監督の「白い足」と似てて、一筋縄ではいかない…
>>続きを読む冒頭、山の稜線を辿るようにパンするカメラ。うら悲しいBGM。発破注意。バスから降りると、程なく乗用車にピックアップされる。ホテル内の映し方。ひまわり。まちがいのキス。暴走するオートバイ。花瓶ごと放り…
>>続きを読む高原にポツンと佇む守護天使ホテル。ダム建設の発破音響く中、女主人クリクリと変態富豪と酔っ払いの劇作家と若き恋人とダム建設員のマッチョハンサム等が織りなすグレミヨン版「ゲームの規則」な人間悲喜劇。何度…
>>続きを読む庭師のパイプを銃撃して火つけてるのやば。仮装舞踏会がゴージャスで見ていて楽しい。ロープに乗った状態でもう一本のロープを手繰り寄せるような形で降りていくの危険すぎる。終盤、ケーブルカーを銃撃しようとし…
>>続きを読む岩肌剥き出しの高原地帯に佇む一軒のホテル(と屋敷)を舞台に5人に男女の痴情のもつれが描かれる。
純真なミシェルとジュリアン、それとは対照的に利己的なパトリス、ロラン、クリクリの対比が面白い。
中盤…
満足
冒頭の「山並、ホテル一つ」からは想像出来ない程の満足感がある展開……
恋人を待つ女のメロドラマかと思いきや、終盤のスリリングさに驚く。
皆が数珠繋ぎで踊る滑稽な場で、瓦解されていく関係性…