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告発の行方のmjnkのネタバレレビュー・内容・結末

告発の行方(1988年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2019/09 CS録画。ジョディ・フォスター主演。しんどい。
序盤は「ジョディ・フォスターの演技が過剰かな?」とか「公開当時は斬新だったのかな」と思いながら観ていたのですが、後半から終盤でそんな考えが吹き飛ぶほどの怒りが湧き上がりました。

特にサラに車で激突されたおじさんへの嫌悪感が凄い。酔った状態であの格好でダンスをした事が「誘っているように見えた」としても、それが「その場の男全員に対する合意」になるのだとしたらちょっと飛躍しすぎで頭おかしい。他の男性客に「次はお前どう?」とか言ってるところを見ると、あのおじさんはそう思ったんでしょうけど、マジで頭おかしい。それだと例えば、クラブでセクシーな格好で踊ったらそのフロアの男全員にOKしたことになってしまう。

映画としては、あの胸糞シーンを終盤に入れたのが良かったのだと思いますが、観ている側としてはもう勝っても負けても胸糞な感じ。それが狙いなのだと思いますが。
あと、近年のアメドラだと「NOと言ったかどうか」の確認をされるシーンは見かけますが、この作品の場合「NO」ですら裁判で反論されていて「マジか…」となりました。

ひとつ気になったのはケンについて。周りの意見に流されるだけの浅薄な人間に見えたのですが、彼の心変わりはあの程度の描き方で良かったのか。やや雑な気がしました。
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