コメディタッチだけど、ちょっとしたことで計画が狂い始めていくすこし悲しいお話。
アダムが諦めて投降するシーンの音楽が切ない。
令和の日本を生きる人間としては「嫌な仕事でもコツコツ続ける」美徳のほうに軍配が上がるので、結託してジェシーとアダムに軽蔑されるヴィトーはちょっとかわいそうだった。
シドニー・ルメット監督の作品では父親と息子の確執がよく描かれているように思う。
商品をちょろまかした従業員をボコボコにするヴィトー、バカにした囚人を殴るジェシー。
結局チンピラの血で繋がってるのがわかるシーンがおかしくも微笑ましい。