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ファミリービジネスのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

ファミリービジネス(1989年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく吹替で観たらショーン・コネリーさんの声が絶妙にイメージぴったりでかっこよかったです。
親子三代泥棒一家という設定が面白く、祖父・父・息子と三人揃って仕事の為の買い出しに来ているシーンなども観ていてワクワクしました。
実際の泥棒シーンはグダグダで、話が上手すぎたのもあり大丈夫か?と不安になっていれば案の定やらかしてしまい、そこからの絶望具合が観ているこちらも可哀想になる程でした。
前半のワクワクするような明るい雰囲気とは一転し、息子が捕まってしまった事でシリアスな雰囲気に変わる後半とのギャップに夢中になれて、懲役15年と聞いた時には親に同情する程衝撃的でした。
どうなってしまうのかと思っていたら、結局父親の判断により祖父だけ捕まってしまい更に刑務所で病死してしまう最後は辛かったです。
ただラストは父子が和解し、集まった人々により祖父が愛されていた事がわかり良かったです。
泥棒家業に憧れる息子を止めたい父親の気持ちもわかるけど、祖父に憧れる息子の気持ちもわかる、面白い作品でした!
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